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たとえば、こんな場面
青いピースが二つ、手の前に置かれています。細長い形と、階段のような形。盤面へ近づけては戻し、くるりと向きを変える。空いている角にぴたりとはまった瞬間、押さえていた指がゆっくり離れます。「ここにしたんだね」。置けたことだけでなく、自分で選び、自分で決めた時間が盤面に残ります。
ブロックスは、色ごとのピースを盤面へ置いていくゲームです。同じ色のピースは辺ではなく角でつなげます。形や空間を考える戦略ゲームですが、支援の場では「自分で置く場所を決める」こと自体を大切な経験として捉えられます。
目次
選択肢を見える形にする
たくさんのピースから選ぶことが難しいときは、候補を2~3個に絞ります。支援者が置き場所を指示するのではなく、「この二つならどちらにする?」と本人が決められる余白を残します。
段階を小さくする工夫
- 一人一色ではなく、全員で一色を置く協力ルールから始める
- 大きくて分かりやすいピースだけを使う
- 置ける場所へ目印を置き、候補を見えるようにする
- 勝敗ではなく、盤面をみんなで埋めることをゴールにする
考える時間を守る
周りがすぐに答えを示すと、本人が試す時間がなくなります。置いてみて合わなければ戻す、向きを変える、別の場所を探す。その過程を急がせず、「やり直していい」ことを共有します。
見通しが必要な場合
終わりが分かりにくいときは「一人5個置いたら終了」など、回数を先に示します。ピースをつまみにくい場合は、滑りにくいマットや広い机を用意します。公開前に、対象年齢や現場での補助方法、実際の反応を追記します。