倒れても、みんなで笑えた。― キャプテン・リノでつくる高いビル

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たとえば、こんな場面

カードの壁を二枚立て、その上へ床をそっと重ねます。三階、四階。ビルが高くなるほど、息を止めるような静けさが広がります。次の一枚を置いた途端、建物はゆっくり傾き、机の上へぱらぱらと崩れました。一瞬の沈黙のあと、誰かが笑います。「こんなに高くできたね」。倒れたことも、みんなでつくった時間の一部になります。

キャプテン・リノは、折り曲げた壁カードと床カードを順番に重ね、ビルを高くしていくゲームです。公式には手札を早くなくすことを目指しますが、みんなで一つの建物をつくる協力遊びとしても楽しめます。

目次

完成より、積み重ねる時間

高くできたかどうかだけでなく、壁を折る、位置を合わせる、そっと手を離す、次の人へ場所を譲るといった過程を見ます。本人が難しい部分だけ支援者が補い、最後に置く動作は本人が選べるようにします。

遊びやすくする工夫

  • 最初は2~3階をゴールにする
  • 特殊カードを使わず、協力して積む
  • 机の高さや椅子の位置を調整し、正面から見やすくする
  • 壁カードをあらかじめ折り、置く動作へ集中できるようにする

倒れたときの受け止め方

誰か一人の失敗にせず、「ここまで高くできたね」「次は土台を広くしてみよう」と、みんなで起きた出来事として扱います。倒れる音が苦手な人には、高さを抑える、柔らかいマットを敷く、倒れる前に終える選択肢も用意します。

安全面

高く積む場合は立ち上がりや手の伸ばしすぎに注意し、転倒しない位置で行います。公開前に、実際の活動時間、補助方法、倒れたときの参加者の反応をスタッフへ確認します。

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