大きな決意ではなく、
「まず、やってみよう」から。

福祉の仕事を考え始めたきっかけは、年齢を重ねていくご両親の姿でした。いつか介護が必要になったとき、自分に何ができるだろう。そんな不安から、技術を身につけるために専門学校で学び始めた小原ゆかりさん。

卒業を前に、障がい者施設に関わる人から「相談業務があるから、やってみない」と声をかけられました。最初から明確な将来像があったわけではありません。それでも「まずはやってみよう」と踏み出した一歩が、相談支援の仕事へつながりました。

現在は相談支援事業所アルコイリスで、ご本人やご家族の声に耳を傾け、関係する人や機関と一緒に暮らしの方向を考えています。小原さんが大切にしているのは、すぐに答えを出すことより、目の前の「その人を知る」ことです。

相談支援の仕事を選んだきっかけを教えてください。

両親の年齢が上がるにつれて、体調の変化が見えるようになりました。いざ介護が必要になったときに対応できるのか不安になり、技術を身につけるために専門学校で学びました。

卒業前に、障がい者施設に関わる方から「相談業務があるから、やってみない」と誘われたんです。まずはやってみようと思い、始めました。

初めて会うとき、言葉のほかに何を大切に見ていますか。

この仕事では、「その人を知る」ことを大切にしています。

言葉だけではなく、表情や視線、姿勢、話すときの間にも気を配ります。緊張や不安から、本当の気持ちをすぐには話せないこともあります。こちらから急いで答えを求めず、その方のペースを尊重するよう心がけています。

安心して話せる雰囲気をつくり、「ここなら話しても大丈夫」と感じてもらえる関係を大切にしています。

「サービスを紹介するだけではない」と感じるのは、どんなときですか。

担当している方やご家族の環境が変わったとき、どんなサービスが適しているのかを考えます。でも、利用できるサービスがあっても、それだけでご本人の不安や悩みが解決するとは限りません。

一緒に悩みながら、これからの方向を考えていくことが大事です。「話を聞いてもらえてよかったです」と言っていただいた言葉を思い出すたび、一人ひとりの気持ちを大切にしながら支援したいと思います。

聞く考えるつなぐつくる

支援の答えが見つからないとき、どう向き合いますか。

自分だけで判断せず、ご本人の話をよく聞き、周囲の人にも相談しながら、その人にとって何が一番よい支援なのかを考えます。関わりのある事業所や市役所などへ相談し、連携していくことが大切だと学びました。

やまねこには、さまざまな資格を持つ支援員がいるので心強いです。ご本人の様子を伝えると、「こんなことを思っているかもしれない」「身体の具合はどうだろう」「似た方を支援したことがある」と、いろいろな視点が集まります。支援を一緒に考え、整理していける職場です。

相談支援専門員の難しさと、続けたいと思える魅力は何ですか。

一人ひとりの生活や思いを尊重しながら、ご本人、ご家族、関係機関などの意見を調整していくことに難しさがあります。ご本人の希望と周囲の考えが異なることや、すぐに答えが出ないこともあります。その人にとって何がよいのか、考え続ける仕事です。

一方で、多くの人や機関と連携することで、自分自身もさまざまな考え方や支援の方法を学ぶことができます。

新しい仲間と、どんな支援をつくっていきたいですか。

お互いの経験や得意分野を生かしながら、よりよい支援を一緒に考えていきたいです。一人ひとりの思いや生活に寄り添った支援を実現したいと思います。

迷う気持ちはよく分かります。仕事の内容や職場の雰囲気を知り、自分に合うかを確かめる機会として、まず話を聞いてみてください。少しでも興味を持っていただけたなら、「やってみる」ことも考えてもらえたらうれしいです。

WE ARE HIRING

今度は、一緒に考える人へ。

相談支援事業所アルコイリスでは、社会福祉士または精神保健福祉士を1名募集しています。応募を決める前の相談や見学から始められます。

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PROFILE

相談支援事業所アルコイリス

相談支援専門員

小原 ゆかり YUKARI OBARA