Ver.1.0
やまねこの
支援のものさし一人ひとりの個性が輝くために
はじめに
私たちは、障がいのある子どもたちや大人たちと、毎日をともに過ごしています。
その中で、思いが伝わらなかったり、気持ちがうまく表現できなかったり、困った行動として現れたりすることがあります。
そんなとき、私たちは「なぜだろう」と考えます。
叱る前に。注意する前に。評価する前に。まず、その人の立場に立って考える。
それが、やまねこふくし創造舎の支援の出発点です。
わたしたちが目指すもの
居心地の良い場所から
やさしさが巡る社会をつくる
支援とは、誰かを変えることではありません。
その人らしさを認め、その人が安心して過ごせる環境を整え、できることを少しずつ増やしていくことです。
その子を変える前に、環境を見直そう
困った行動には理由があります。
わがままだから。反抗しているから。怠けているから。そう決めつけません。
その子は何に困っていたのでしょう。何が不安だったのでしょう。何が分からなかったのでしょう。
見てわかる支援を大切にしよう
言葉は消えてしまいます。見えるものは残ります。
スケジュール、写真、絵カード、タイマー、実物、色分けなどを使い、子どもたちが安心して行動できるようにします。
叱るより、伝える
子どもたちは、悪いことをしようとしているのではありません。
どうしたらよいかが、分からないことがあります。
だから私たちは、「だめ」より「こうしてみよう」を大切にします。
遊びは学びである
遊びは休憩ではありません。療育の時間だけが支援でもありません。
アナログゲーム、ごっこ遊び、創作活動、自然遊び、音楽活動。
子どもたちは、遊びの中で社会性を学びます。
気持ちを大切にしよう
行動の奥には、必ず気持ちがあります。
怒りの奥には不安があり、泣いている奥には悲しみがあります。
まず気持ちを受け止める。それから行動を考えます。
「できない」ではなく「まだできていない」
私たちは可能性を信じます。
今日できなかったことも、明日はできるかもしれません。来年できるかもしれません。
成長のスピードは、一人ひとり違います。
子どもを真ん中にする
支援者の都合ではなく、制度の都合でもなく、保護者の期待だけでもなく。
その子にとってどうか。
私たちはいつも、そこに立ち返ります。
一人で育つ子どもはいない
子どもは、家族の中で育ち、学校で育ち、地域で育ちます。
私たちは、保護者、学校、相談支援、医療、地域と手を取り合います。
できたことを見つけよう
課題を見ることは簡単です。
でも、支援者が見るべきなのは成長です。
昨日より少しできた。前より少し頑張れた。その小さな変化を大切にします。
居心地の良い場所から
私たちは、子どもたちに無理に頑張らせません。
安心できる場所。受け入れられる場所。失敗しても大丈夫な場所。
その居心地の良い場所から、子どもたちは少しずつ挑戦していきます。
支援に正解はありません。だからこそ、迷うことがあります。悩むことがあります。
そんなときは、この「ものさし」に立ち返ってください。
その子らしさのそばで。やさしさが巡る社会を目指して。
私たちは今日も、子どもたちと歩いていきます。
